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WASABI Enterprise~
シンガポールの日本人起業家、日系ベンチャー企業を垣間見る

 

 

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Growing with your child is a journey worth documenting.
Memom helps you to be a journalist recording
the story of your child's growth.

By 島 孝平 

秋田国際大学三回生、シンガポール国立大学交換留学生

 

スマホやSNSの普及にともない、たくさんの写真を撮り、FacebookやTwitter、Instagramなどで親しい人と共有して楽しむ人が増えている。なかでもひときわ大切な我が子の写真を、簡単に、そして安全に保存・共有できるのがiPhone向けアプリ、「memom」である。

 memomは「memory(思い出)」と「moment(瞬間)」を合わせた造語である。また、アプリのアイコンとなっている羊には、羊は古来から人間の暮らしに深く関わってきたことから、アプリを使ってくれる人にずっと寄り添っていたいという思いが込められていると、momem社の代表である米岡さんは語る。開発のきっかけとなったのは、スマートフォンなどの普及とともに、写真を撮る枚数が増え、大切な写真が埋もれてしまいつつある現状に気づいたことであった。

 

 

アプリmemom発表までの道のりは険しいものであった。Memomを起業するまでに、米岡さんは2つの会社を渡り歩いた。新卒として入社したソフトウェア関連の会社は、ITバブルがはじけた煽りを受け、米岡さんは部署ごとのレイオフを経験した。その後入社したファイナンス会社でも、リーマン・ショックの影響で会社が傾いていくのを目の当たりにした。この2つの会社に共通していたのは、経営者がビジョンを持っていなかったことだと考えた米岡さんは、社員にとって働きがいのある会社を自分自身で作ることを決意したという。同時に海外でビジネスをしたいという思いも抱くようになった。このような経緯で米岡さんはシンガポールでビジネスについて学び、memomの設立に至った。

 

こうして開発されたmemomには2つの大きな機能がある。ひとつはユーザーがアップロードした写真をタイムライン形式で閲覧することができるというものである。アップロードされた写真には撮影された日付が記載され、子どもの成長の過程を時間を追って見返し、楽しむことができる。もう一方の機能は「コラージュカード」と呼ばれるもので、一週間または二週間に一度、最近とった写真の中から5枚を自動で選び出し、コラージュを作成してくれる。作成されたコラージュは、タイムラインやフェイスブックで簡単に共有することができる。

 

米岡さんの企業・アプリ発表までの道のりは、けわしいものであった。米岡さんはmemomの立ち上げにいたるまでに、2つの会社に所属していた。新卒として入社したソフトウェア関連の会社は、IT バブルがはじけた煽りを受け、レイオフを経験。その後就職したファイナンス会社でも、リーマン・ショックによる経営難を目の当たりにした。この2つの会社に共通していたのは、経営者がビジョンを持っていなかったということであったと米岡さんは考えた。そこで米岡さんは、社員にとって働きがいのある会社を自分自身でつくることを決意したという。同時に海外でビジネスをしたいという思いも抱くようになった。このような経緯で、米岡さんはMBA取得のためシンガポールに渡り、ビジネスについて学ぶようになった。

memomの開発を手がけることになったきっかけは、写真を撮る枚数が増え、大切な写真が埋もれてしまいつつあることに気づいたことであった。画像認識などの技術を使えば、こういった大切な写真を救い出すことができるのではないかと考え、アプリの開発に乗り出した。

 

今後は、Dropbox, Google+など、大規模サービスとの提携や、Android向けアプリの開発、さらには実物のアルバムの印刷・配送サービスを展開する予定である。

 

 

 

 

 

 

 

 

WASABI Enterprise にて取り上げをご希望の皆様は下記のメールアドレスまでご連絡下さい。hi@wasabicreation.com

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